概要

役割・機能

設置目的

歴史資料として重要な公文書その他の記録を収集し、整理し、及び保存するとともに、これらの利用を図り、もって学術及び文化の振興に寄与することを目的としています。

調査・収集

調査により資料に関する情報を集めます。また、県文書の引渡を円滑に行うために県職員への普及啓発を行います。

県職員への説明会
収集基準に従って資料を収集します。

県庁地下1階の文書保存管理室

地下1階の搬入口(プラットフォーム)から荷解室へ資料を搬入

燻蒸・クリーニング

資料に附着した虫等を低酸素濃度処理によって殺虫します。その後、カビや埃をドライクリーニングします。

燻蒸室

ダスペット(集塵機)によるクリーニング

整理

収集資料は評価選別などの整理を行うまでの間、中間書庫に保管します。

中間書庫への資料搬入

 

■評価選別

歴史資料として重要な公文書等資料を評価して選別します。

 

■整理・目録作成

 

資料解説などの情報を充実し、より検索しやすい目録データベースを作成します。

■公開判定・ 非公開確定箇所へのマスキング

個人等に不利益をもたらす恐れのある情報の有無や著作権等を確認し、公開の可否を判定します。その後、非公開箇所のマスキング(隠す)作業を行います。原資料に直接袋掛けをする他、マイクロ化済みの資料はデジタル化し、限定的にマスキングを施す作業も行っています。

非公開確定箇所へ袋掛けを行います。

非公開確定箇所への袋掛け

■保管

劣化の原因になる金具の除去、保存容器への収納等を行い、資料群ごとに配架します。

金具等の除去

書庫へ配架

保存

■保存状態調査

資料の保存状態を調査し、保護措置や劣化を予防する措置を検討します。

■マイクロ撮影(複製作成)

劣化予防や利便性向上のため、マイクロ撮影やデジタル化により複製物を作成します。

マイクロ撮影

デジタル化

■保存処置

劣化した資料は、それぞれの状態や素材等を考慮し、資料の特性に合わせて保存処置を行います。

保存箱への収納

エンキャプスレーション

製本

脱酸処理

修復

リーフキャスティングマシーンによる修復

■環境管理

24時間空調管理された書庫で資料を保存します。資料の保存環境を維持するため、書庫の温湿度管理や清掃、害虫モニタリング等を行います。

閲覧・利用サービス

利用者からの閲覧申請を受けて、出納や複写サービス等を行います。また、資料に関する問い合わせや施設案内等に対応します。

資料調査のお手伝いをします。

閲覧申請のあった資料を書庫から出納します。

普及活動

毎年、展示会・講演会・講座・映写会・講習会等を開催するとともに、各種出版物を発行しています。また、利用者サービスの向上を目的にホームページで様々な情報を配信しています。