琉球政府文書デジタルアーカイブ

RDAプロジェクト

沖縄県では、平成25年度から沖縄県公文書館が所蔵する琉球政府文書をデジタル化する「琉球政府文書デジタル・アーカイブズ推進事業」を実施しています。

琉球政府文書とは、沖縄戦以降の占領統治下における立法、行政、司法の三権を有した琉球政府やその前身機関によって作成された公文書であり、現在、沖縄県公文書館に保管され、沖縄の歴史を調査研究する研究者をはじめ広く県民などの利用に供されています。

沖縄県では、これらのデジタル化した文書をインターネットでスムーズに閲覧できるシステムを開発しました。このシステムの運用により、これまで沖縄県公文書館の利用が困難であった離島など遠隔地の方を含め、広く公文書館資料の利用が可能になるとともに、国内外における沖縄研究の発展に寄与することを目的としています。

沖縄県は、東西1000km、南北400kmの広大な海域に160の島々(うち有人離島が39)という地理的特性をもっています。

公文書館資料(琉球政府文書)のインターネット公開により、これまで沖縄県公文書館の利用が困難だった離島など遠隔地の県民等も、時間や距離の制約を受けずに資料が利用できるようになります。