内容は、以下の3点です。
(1)公文書館の概要
(2)文書引渡しの方法
(3)歴史的に重要な公文書を選ぶ~「評価選別」の方法と考え方
(1)、(2)については、昨年度(平成19年度)の説明会でも取り上げた内容をアレンジしたものです。(3)の「評価選別」については、今回新たに追加しました。これは、現場の皆さんの「何が歴史資料として重要であるかがわからないので、公文書館への引渡しが難しい」という声に応えて、公文書館における「評価選別」の方法と考え方をご説明するものです。同時に、公文書館の側も、八重山支庁にどのような文書があり、どれを引き渡していただきたいかを判断するため、現在支庁に保管されている公文書の作成背景となった事務事業の内容や重要性について、情報提供を呼びかけるという目的もあります。したがって、文書担当者ばかりでなく、事業担当者もぜひご参加ください。
さらに説明会では、戦前から復帰前にかけての八重山関係の公文書を内覧いたします。今回下記の6点が「里帰り」します。その中でもっとも古い年代の公文書は大正8(1919年)年の出勤簿です。平成7年度に八重山支庁総務課から公文書館に引き渡されたものです。
※当時は、「八重山支庁」ではなく、「八重山島(嶋)庁」、また、「支庁長」ではなく「島司」(とうし)でした。 「島司」とは、「旧制で府県庁に属した島庁の長官。知事の命令により管轄区域内の島地の行政事務を担当した。1926年(大正15年)廃止。」と『大辞林』にあります。
一般的に出勤簿は、収集基準で公文書館に引き渡す必要のないものとして廃棄しています(沖縄県公文書館公文書等管理規程第2条の別表第1による)。ただし、選別基準で、昭和20年8月15日以前に沖縄県が作成または収受した公文書は残すことになっています(同第4条の別表第2)。それは、戦前・戦中の県文書がほとんど失われてしまったために、現在残っているものはすべて貴重な歴史資料になっているからです。もっとも、そのような事情を抜きにしても、この出勤簿をご覧になると、たとえルーティンの文書であっても、100年近く経った古いものには、歴史資料としての「風格」のようなものが感じられるのではないでしょうか。説明会で直接ご覧になり、体感していただきたいと思います。
出勤簿ですら時の経過とともに歴史資料としての「風格」が備わってくるのですから、いわんや皆様が日々遂行していらっしゃる事業関係の文書においては、その核となるような書類、図面及びその他については、将来確実に歴史的公文書として認識されるものと考えます。ただし、その全てを残すわけにはいかないので、「評価選別」をし、将来に向けて保存すべき公文書をしぼり込んでいます。
当日、説明会に参加することができない方でも、時間内に5分から10分程度の時間が確保できれば、会場へいらっしゃって「里帰り文書」をご覧ください。係員が控えておりますので、お声かけください。
内覧する公文書館資料のリスト
( )は資料コード
1 「出勤簿 大正8年」(0000016820)
2 「八重山列島居住人口調査集計表綴 1947年」(R00000487B)
3 「台風災害関係 1964年~1966年 雑書」(R00100223B)
4 「航空事業に関する書類 1966年~1967年」(R00102647B)
5 「佐藤総理大臣・坂田農林大臣関係 1965年」(R00100471B)
6 「経済振興5ヶ年計画案 1970年10月」(R00102352B)
八重山支庁の皆さん、よろしくお願いいたします。
説明会についてのお問い合わせは:
・参加の連絡等 八重山支庁総務観光振興課 金城奈津子
・内容について 沖縄県公文書館 富永一也
(email: tomingkz@archives.pref.okinawa.jp )
「評価選別」関連の県職員HP記事
「評価選別の実際~4つのステップ」(平成20年9月)
「評価選別について」(平成20年6月)
※同時期に、石垣市立図書館で、公文書館移動展を開催しています。
詳細は下のリンクをクリックしてください。

ご担当者様
「八重山支庁の皆様へ:11月7日(金)に伺います」
最後の部分の、移動展を紹介するリンクが
切れていると思いますので、ご確認をお願いします。
2008/10/ > 2008/11/
の誤りのように見えます。
文書移管の説明会とセットで
移動展を実施する趣向は、感心しました。
機会があれば実行したいです。
せっかくですので、館長メッセージに
お写真を添えていただくと、より親しみやすいかなと
思いました。
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けづかまり さま
ご指摘ありがとうございます。
リンクが切れていた件、対処いたしました。
ご迷惑おかけして申し訳ありません。
館長写真掲載のアイデア、なるほどと思いました。
記事担当に伝えたところ、さっそく写真をさし込むそうです。
これからもお気づきの点やその他ございましたら
よろしくコメントお願いいたします。
県職員HP担当者
2008年11月 5日 15:21