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沖縄県文書

八重山支庁文書 シリーズ「復帰に関する書類」

【作成期間】

1972年5 月

【シリーズ解説】

1945年(昭和20)12月28日、米軍が八重山に軍政を施行し、1879年(明治12)4月4日に内務省の下で発足した戦前の沖縄県庁の分庁として置かれていた八重山支庁は消滅しました。米国施政権下で新たに設置された八重山支庁は、数次の組織変遷を経て、琉球政府八重山支庁となり、日本復帰まで機能しました。

日本への施政権返還に伴い、1972年(昭和47)5月15日午後2時、那覇市民会館で沖縄県主催「新生沖縄県発足式典」が開催されました。時を同じくして、八重山地方庁主催の「新生八重山地方庁発足式典」が、石垣市内の八重山興業ホールで始まりました。式典には150人が参列し、戦没者へ1分間の黙とうをささげた後、琉球政府八重山支庁閉庁と沖縄県八重山支庁開庁が宣言されました。

この式典関係文書10件が、1995年(平成7)12月八重山支庁振興総務課から公文書館へ引渡されました。八重山支庁主催式典関係とあわせて那覇での県主催式典関係資料3点も保管されており、本庁文書の欠を埋めています。

八重山支庁は、2009年(平成21)4月1日の組織改編により廃止となり、2015年(平成27)7月現在、総務部八重山事務所が設置されています。

【公開年月】 2008年(平成20)
【主 言 語】 日本語
【数   量】 10件
【文書リスト】 P00013263B 八重山支庁開庁式に関する書類  式辞 県知事 屋良朝苗
P00013264B 八重山支庁開庁式に関する書類  開庁宣言書
P00013265B 復帰記念講演会の開催について  通知
P00013266B 八重山支庁開庁式に関する書類  お祝いのことば 八重山市町議長会会長 白金光邦
P00013267B 八重山支庁開庁式に関する書類  祝辞 小学校長協会長 南孫意
P00013268B 八重山支庁開庁式に関する書類  祝辞 八重山市町会 桃原用永
P00013269B 新沖縄県発足式典進行要領     昭和47年5月15日
P00013270B 復帰記念行事要綱           昭和47年5月15日
P00013271B 新沖縄県発足式典 琉球伝統芸能鑑賞会進行要領  昭和47年5月15日
P00013272B 八重山支庁開庁式に関する書類  写真アルバム

【資料サンプル】

「八重山支庁開庁式に関する書類 開庁宣言書」  資料コードP00013264B

「八重山支庁開庁式に関する書類 祝辞 八重山市町長会 会長 桃原用英」
資料コードP00013268B
当時、石垣市長だった桃原用英氏の祝辞原稿。 「平和憲法の下で生活が営めること」を喜び、「将来の歴史に悔を残さないためにも、県民には二つの課題があると考えています。その一つは県民が民主的平和憲法の制定された歴史的意義を正しく理解して、憲法を暮らしの中に活かすことであります。二つ目は憲法の保障する地方自治を大切にすることであります」と、立憲主義を基調としたメッセージが残されています。

「八重山支庁開庁式に関する書類 写真アルバム」
資料コードP00013272B
16枚のプリントがポケットアルバムに収納されています。

石垣市内。「沖縄県」の横断幕が掲げられています。

車両ナンバーにはまだ米国統治期の名残があります。八重山登録の車両番号にはYの文字が付されました。(宮古登録車両にはMの文字)

式典の様子。向かって左には新たに定められた沖縄県章があります。左側のマークについての詳細はわかっていません。

【沖縄県公文書館における分類】 沖縄県公文書館資料/沖縄県文書/八重山支庁の文書/振興総務課/復帰に関する書類
【資料種別】 文書・刊行物・写真
【利用または複写条件】 一部制限あり
【検索ツール】 沖縄県公文書館資料検索ARCHAS21
【原本/複製】 原本
【参考文献】

『沖縄行政機構変遷史 明治12年~昭和59年』 照屋榮一 私家本 1984年

『八重山の復帰運動史』 桃原用永 1978年

『沖縄自動車ものがたり』 「沖縄自動車ものがたり」刊行委員会 沖縄トヨタ自動車 2002年