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お知らせ

4月15日 文書の殺虫・殺卵処理

 平成28年4月15日に文書の殺虫・殺卵処理を行いました。 沖縄県公文書館は、資料の殺虫処理に「低酸素濃度処理装置」を使用してきました。(参照:「虫害から資料を守る ― 低酸素濃度処理装置」)しかし、機械の老朽化により処理が困難となりました。
今年から「ふくろうくん(二酸化炭素殺虫用気密保持バッグ)」を使用することとなりました。ただこの方法でも殺菌効果は期待できないため、当館では、適切な温湿度管理や衛生管理などを組み合わせることで、カビの発生を防ぐ環境づくりに努めています。
殺虫処理用の大きな袋内の70%ほどになるように資料を詰めていきます。
袋に炭酸ガスボンベをつなぎます。炭酸ガスを袋内にゆっくり注入し、酸素を袋から抜いて低酸素状態にします。
袋内の炭酸ガス濃度を濃度計で確認し、60~70%になっていればガスの注入を終えます。 1週間で殺虫、2週間で殺卵の効果が生じます。 これらの処理を経て、資料を書庫に収めます。