琉球政府文書

「畜魂祭」

 農林局「庶務に関する書類」から、「家畜防疫」の犠牲になった諸動物の霊を祭る「畜魂祭」に関する文書を紹介します。

『雑書 1969年』(R00064013B)に綴られた「畜魂祭行事について」は、1968年11月29日、琉球畜産衛生試験場で「畜魂祭」をとりおこなうことについての文書です。

これによると、畜魂祭では、「読経」、「祭文」、「焼香」、「法話」などが行われ、「甘藷、人参、大根、果物、酒、ローソク等」が供えられました。

 

「祭文」に込められた文言にも味わい深いものがあります。畜産振興の大きな悩みであり、また農家経済に大きな損失を与えている「家畜疾病」の撲滅方法を究明するにあたって、犠牲となった動物たちの霊について、「生ある時自己の小を殺して大義につき、而して家畜の健康を保護する大きな役目を果されて永遠の霊界へはいられました」と述べています。

 

 

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