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琉球政府文書

沖縄の方言「アギゼ」と発し、軍人侮辱罪?!

沖縄諮詢会、沖縄民政府、沖縄群島政府に関する書類」から、軍人侮辱罪に問われた被告が無罪判決を求める再審請願書を紹介します。

米国軍政府本部の電話交換事務に従事していた被告人は、電話交換業務中に「アギゼ」という「沖縄独特の驚嘆詞」を発したところ、相手方が侮辱されたと憤激し、即電話交換事務職を解雇された挙句、軍事即決裁判にかけられ、1947年1月、「軍人侮辱罪トシテ懲役6ヶ月」の判決を受けました。

その判決に対する再審請願書が『沖縄民政府当時の軍指令及び一般文書 5-3 1947年』(R00000481B)に綴られています。

沖縄の人が何気なく使っている方言を、言葉の通じない相手に発してしまったがために起きた不慮の事故に対し、「之レハ全ク言語不通ノ結果ヨリ生ジタ悲劇デアリマス 故ニ至急コノ判決ヲ御取消シアリ度シ」と再審を求めています。

『沖縄民政府当時の軍司令及び一般文書 5-3 1947年』(R00000481B)のなかには、ほかにも判決を不服とする再審請願書や嘆願書がわずかに残されています。琉球列島米国軍政府の統治下での軍事裁判の状況を知る貴重な文書といえるでしょう。

 

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