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琉球政府文書

原子力潜水艦による近海汚染と漁業

農林局 水産部漁政課「漁業に関する書類」から、原子力潜水艦の寄港による放射能汚染が近海の漁業に与えた影響を示す文書を紹介します。

『補助による沿岸漁業生産報告 1969年度』(R00059957B)は、琉球政府の補助を受けて行われた沿岸漁業の生産報告書を綴った簿冊です。このうち、1968年10~12月と1969年1~3月の生産報告には、「コバルト60の問題」による魚価暴落で、操業を中止したり、操業日数を半減したりしたという記述がみられます。

11月12月分はコバルト60の問題で魚が売れなくなり、操業中止したので生産なし

コバルト60の問題で魚価暴落のため1月より3月まで漁業(操業)中止

このころの沖縄社会で大きな問題となっていた原子力潜水艦の寄港による放射能汚染が、住民に不安や直接的な被害を与えていたことがわかります。