期 間：平成２４年５月１５日（火）～８月１９日（日）
場 所：沖縄県公文書館　展示室
※入場無料

戦前の〈ヤマト世〉から戦後の〈アメリカ世〉を経て、再び〈ヤマト世〉へ戻る道のりとその後の沖縄を振り返ります。特に、住民の間で〈祖国日本〉という意識はどのように芽生えていったのか、アメリカ統治下で県民が求めたものは何か、復帰して変わったもの、変わらなかったものは何か、などの問いに記録資料で迫ります。

≪展示構成≫

1．琉球処分と〈ヤマト世〉
　　ａ．沖縄県の誕生　ｂ．明治政府と近代化　ｃ．戦争への道

2．沖縄戦と〈アメリカ世〉の始まり
　　ａ．〈ヤマト世〉の終わり　ｂ．新たな時代の幕開け　ｃ．〈冷戦〉と日本からの分離

3．アメリカによる統治体制の強化
　　ａ．〈太平洋の要石〉と〈島ぐるみ闘争〉 ｂ．〈民主主義のショーウィンドー〉 ｃ．軍事優先政策の弊害

4．復帰運動
　　ａ．あいまいな地位　ｂ．〈祖国への道〉　ｃ．さまざまな復帰論

5．日米による沖縄返還交渉
　　ａ．交渉の始まり　ｂ．１９６９年－米側の交渉戦略　ｃ．財政交渉

6．復帰への道～最終章
　　ａ．制度調整　ｂ．県政移行　ｃ．複雑な思い

7．新生沖縄県
　　ａ．１９７２.５.１５　ｂ．復帰と経済　ｃ．基地従業員の大量解雇
　　ｄ．海洋博と社会変化　ｅ．ナナサンマル　ｆ．残された基地問題
　　ｇ．沖縄振興策　ｈ．明日への〈選択〉